運動を習慣にできない...それって正しい目標立ててやれてますか?
引き続き、読書で得た運動の効果について紹介します。
最初に紹介したのは運動の効果について
次に、「朝」に運動すべき理由について
紹介してきました。
こうして色々と紹介しましたが、
「運動って中々続かないんだよな~」って人、多くないですか?
そんな方々に伺いたいのですが、
「習慣づけるための目標設定は正しいですか?」ということです。
どういうこと?と思いますよね。
今回紹介するスティーヴン・ガイズは「小さな習慣」の中で
目標はばかばかしいくらい小さくしろ
と述べています。
具体的にどういうことなのか、気になりますよね。
今回は習慣化するための方法について紹介します。
目次
習慣の重要性
まず大切なのは何事も習慣化させることです。
歯磨きや顔洗い、シャワーを毎日するの当たり前ですよね?
これは、意識してやるというより、これをやったらこれをする、という一種のパターンとして無意識に行っていると思います。
そして、勉強や運動の効果を出すためにも、一時の努力よりも習慣的に行っていたほうが効果は出ます!
ちなみに、習慣がどれだけ私たちの行動に影響を及ぼしているか、わかりますか?
言葉が見つからず、「影響」という言葉を使ってしまいましたが、本書でも紹介されているディーく大学の研究では、
私たちの行動の約45%は習慣で成り立っている
そうです!
習慣というのは知らず知らずのうちに繰り返される動作です。
つまり、習慣化された行動というのは積み重なっていきます。
良い行動も悪い行動も一緒です。
その積み重ねは、将来の大きな成功、あるいは失敗につながってしまうのです。
さらに本書では、人生を大きく変える可能性のある習慣について挙げています。
- 1日に20分の運動を習慣にすれば、次第に筋力がついて体型を変えられる
- 健康的な食品を食べる習慣は、長生きする可能性を増す
- 毎朝1時間早く起きて読書をすると、1年では365日になる。読むスピードが1分当たり平均300ワードとすると、365時間で657万ワードを読む計算になる。
ストレスと習慣について
習慣によって得られるメリットもあれば、デメリットもあります。
実は、ストレスを抱えると、習慣化された行動をとることが多くなるそうです。
その理由として
人はストレスを抱えているとき、意志のの力が弱まっているとき、あるいは重圧に押しつぶされそうになっているときには簡単に決断を下せなくなる。疲れすぎて決断できないときには、いつもしていることをただただ繰り返す傾向がある。
とされています。
仮に悪習慣のある人がいたとします。その悪習慣のせいでストレスがたまるとしましょう。
ストレス→悪習慣→ストレス→悪習慣と繰り返されてしまいますよね。
つまり、ストレスと悪習慣は永遠に繰り返される負のサイクルなのです。
悪習慣だと思うものはきっぱりとやめて、新しいものを習慣づけたいですよね。
しかし、ここで注意が必要です。
新しい習慣づくりにかかる日数
皆さん、習慣化させるのにどれほどの日数が必要だと思いますか?
2009年の「ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ソーシャル・サイコロジー」誌にて掲載された研究によると
行動が習慣になるまでにかかる日数は平均66日
だそうです。
これは多いと捉えるか少ないと捉えるか微妙なところですね。
しかし、注意をしなければいけないのは、この数字があくまでも「平均」というところです。
実際にはかなりばらつきがあったそうで、最短18日、最長254日と大きな幅があったそうです。
(そもそも、気になるのがどの段階から「習慣」と捉えたのかというところなのですが...(笑))
習慣化するにはハードルを低くせよ
さて、さっそく習慣化させる方法なのですが、やり方はいたって単純!
やりたいことのハードルを下げて実施すること! です!
どういうこと?ってなりますよね。
よく運動する時とかって、「3km走ろう」、「この近辺を2周走ろう」っていう目標を立てませんか?
しかし、よく考えてみてください。
元々運動していなかった生活の中に、急に3kmといった運動を取り入れて継続するのは大変だと思いませんか?
最初の何日かは続くと思いますが、疲労がたまってくると3kmという目標を高く感じてしまい、運動が続かなくなってしまうなんてこともあると思います。
そこで、目標を下げて簡単に達成できるようにし、自己満足感を得つつ、しっかりと目標に近づくというのが、本書で取り上げられている方法です。
初めに「目標はばかばかしいくらい小さくしろ」と書きましたが、実際にどれくらい小さくすればいいのでしょう。
著者は腕立てを習慣化するためにこんな目標を立てました。
1日1回腕立てをする
え、これだけ?って思いますよね(笑)
そうなんです、これだけでいいんです。
けど、経験したことある方もいらっしゃると思いますが、いやいや始めたことって実際手をつけ始めると続けられたりしませんか?
それと同じで、行いたい行動の最初のほんのきっかけの部分を目標にすることで、本来の目的の行動を行いやすくしているのです。
運動をしたい場合は、「トレーニングウエアに着替える」や、「外に出る」でもいいと思います。
着替えれば動きやすくなりますし、外に出れば動きたくなるかもしれません。
他にも、ブログを書きたい人の場合は、「パソコンを開く」や、「文字を1文字打つ」といった、ブログを書く際の最初の行動を目標に設定してしまうのです。
それじゃ始まらないかもしれないと、思うかもしれませんが、一番ダメなのは何一つ進歩しないことです。
始めやすいような行動を目標に設定し、少しでも自分が動きやすい状態にすることが、本書で紹介されている習慣化方法です。
いかがでしょうか。
もっと詳しく習慣化については本書に記載されていますので、ぜひ読んでみてください。
自分にとって成長できる習慣を作り、将来に大きな成功をつかみましょう!
参考文献