感情に従わない生き方
現在、Think clearlyという本を読んでいます。
表紙に書かれている「最新の学術県有から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という文章に惹かれて購入を決断しました!
こちら↓
まだ序盤のほうですが、とてもためになります。
もちろん、「本当にそうなのか?」と思う点もありますが、そう思ってしまう場合はまり参考にしなくてもいいのかなと思っています。
その場合は、おそらく自分自身の中でそのことの優先順位が低かったり、はたまたそのことの重要性に気が付いていないのかもしれません。
重要性に気が付いていない場合は、実際に行動に移してみることが大事な場面もありますが、重要性に気づいていないとどうしても行動に移せないものです。
重要性に気が付いたときに行動を起こせる準備だけでもしておくべきなのかなとは思いますがね。
そんななかで、「あ、これは自分にとって大事な部分かも!」と強く印象に残った点があったため、それを紹介しようと思います!
目次
感情の言葉の数
皆さんは「感情」についてどう思いますか?
「喜怒哀楽」という言葉もある通り、感情にはいくつか種類があります。
時に嬉しく、時に寂しく。
嬉しいときは何でも上手くいきそうな気がするし、寂しさや苦しさを経験すると一生このままの生活が続くのではと考えてしまう。
怒りに我を忘れてしまい、過ちを犯してしまうことも大小少なからずあったかもしれません。
そんな感情ですが、どれくらいの感情があると思いますか?
日本では有名な「喜怒哀楽」という言葉ですが、実はとても多くの感情の言葉がこの世界にはあるのです。
ドイツ語には「感情を表す形容詞」が、およそ150種類あるそうです!
さらに、英語になるとその数は倍になるそうです!
ちょっとびっくりですよね!
そんなに感情を表す言葉があるのだろうか?と疑問に思ってしまいます。
読書感想文などを書いていた時、感情を表す言葉が中々思いつかず「すごい」や「印象に残った」と語彙力のなかった自分ですが(今でもありませんが)、日本語ではどれほどの感情を表す言葉があるのでしょうか?
調べてみたところ、こんな記事がありました↓
https://origamijapan.net/origami/2018/06/01/kidoairaku/
この記事によると日本語でも感情を表す言葉は146種類あるそうです!
ドイツ語と大差ないですね!
表現の一覧としてはこのようになっております!
- 喜び
- 好き
- 悲しみ
- 恐怖・不安・驚き
- 嫌い
- 怒り
- 退屈
- 悔やむ
- 心が傷つく
- 感動
- 興奮・緊張・気持ちが高ぶる・心が乱れる
- 安心
とありました。
こうしてみると意外と感情を表す言葉って多いんだなと思いますね!
一つ一つの自分の感情にしっかりと意識を向けていなかったことがよくわかります(-_-;)
いくつか感情を表す言葉を紹介してみようと思います!
「喜び」と「好き」は似ているような感じがするので、どのような分類がされているのか、個人的に気になるのでこの2つを見てみます。
まずは、「喜び」から!
- 嬉しい
- 楽しい
- 幸せ
- 気持ちいい
- スッキリ
- 笑い
- 満足
- 爽快
- 感動 ←副題であったのにな~と思いましたがここはスルーしましょう
- 関心
- 和む ←「安心」に含まれそうな気がしました
- 癒される ←「感動」に含まれそうな気がしました
- 落ち着く ←「安心」に含まれそうな気がしました
- ワクワク
- 興奮する ←純粋に「興奮」では?と思いました
- 高ぶる ←これも同上
- 懐かしい
個人的な解釈はスルーしていただいて構いません(笑)
続いて、「好き」について!
- 愛する
- 恋する
- 憧れる
- 欲する
- 好み
- 思いやり
- 尊敬する
- 気遣う
- 同上
- 尊敬
なぜ「尊敬」が2つ出てきたのかは疑問ですが、「喜び」と「好き」でも似ているようで異なる表現が多かったのがわかると思います。
逆に、「喜び」の場合は個人的な解釈も加えていますが、一つの言葉でも複数の表現ができる場合もあるのだなと勉強になりました。
感情を表す言葉を、無理に一括りにする必要はないんだなと勉強になりました。
さて、この感情を表す言葉。
予想以上に多くの数があることがわかりました。
「多いな~」と思った方も多いと思いますが、どれくらい多いか他のものと比べられそうですか?
実は、感情を表す言葉は、色を表す言葉より多彩なのだそうです!
実際に色を表す言葉の数を調べてみました!
教えて!goo の回答でしたが、しっかりとまとめられてそうだったので、こちらを参照します↓
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5962132.html
これによると、
日本工業規格(JIS)では、物体色の色名として13の基本色名と装飾語の組み合わせによるJIS系統色名とは別に、固有色名より選出されたJIS慣用色名269種が規定されています。
JIS慣用色名のうち147種が日本語の色名で、残り122種は外来語です。
感情と行動には多少の繋がりがあると考えています(実際にそのような文献や本を読んだことがあったような気がしたのですが、忘れてしまいました(笑))
感情に振り回されるとろくなことがありません。
では、感情をコントロールできればいいのでは?
そう考えることもできますが、簡単な方法としてはコントロールするよりも、感情に従わない方法が良いのではないかとも思うのです。
過去の出来事そのものに注目すべき
心理学には、「自己内観における錯覚」という言葉があります。
自分の思考を省みることで
- 自分が実は何に向いているか
- 何にもっと幸せを感じるか
- 自分の人生の目標や人生の意義
までもがわかるという「思い込み」を表します。思考というのはつまり感情。気持ちを分析してもあてにはなりません。
例えば、就職活動で面接をすることがありますが、30分間の面接と30年間の実績、どちらが重要でしょうか?
もちろん、後者の「実績」だと思います。実際に、面接は実はあまり意味がなく、面接者のそれまでの実績を仔細に検討したほうがよっぽど役に立つと言われています。
また、人間は自分の感情より他人の感情を読むほうが得意ということは、すでに事実として証明されているらしいです。時々悩み事などで頭を悩ませていると自分のことがわからなくなったりしませんか?けれども、他人の相談事などは意外と簡単に解決策が見つけられたりしますよね。それに近いのかもしれません。
ネガティブな感情は受け止めるな
さて、感情ではなく行動を分析しろと述べましたが、実際には感情的になってしまうことはありますよね。特にそうなりやすいのがネガティブな感情。気持ちだけでなく、身体も重くなったり気分が悪くなったりしてしまいますよね。まさに、感情に支配されてしまった状態になりやすい因子だと思います。
副題で「受け止めるな」と述べましたが、ネガティブな感情は自分の意志で取り除くことはかなり難しく、取り除こうとしてもかえってその感情はエスカレートしてしまいます。特に
- 自己憐憫
- 苦悩
- 嫉妬
などは毒性が強いです。これらを考えようとしないことの方がかえって難しいと思います。
感情を自由な鳥だと思え
感情はその時の捉え方、考え方次第で大きく変わるものだと僕は思っています。
例えば、車を運転していた際、脇から車が自分が走っていた道路に割り込んできました。目的もなくただドライブをしていたり、目的地があっても時間に余裕があればそんなことは日常的なこと、譲るべき行為だったり時に気にかける必要のない場面です。しかし、時間に追われていたりした際は割り込まれたことにムッとしたりするかもしれません。
シチュエーションによって感情が変わるなんて言うことはよくあることだと思います。その時の感情で頭をいっぱいにさせては疲れてしまいます。なぜそう思ったのか、自分の状況がその感情を抱かせていることをまず知ることが必要です。
そう考えると、急に湧き出た怒りも、すっと静まっていくと思います。まるで、どこからともなくやってきてはまたどこかへ飛んでいく鳥のように。感情は生まれては消えていくものだと捉えましょう。
極めていくと、「自分の感情」を自分の一部と感じられなくなるかもしれません。
アタラクシアとアパティア
ギリシアの哲学者たちは、ネガティブな感情を取り除いた心の状態を「アタラクシア」と呼んだそうです。落ち着き、心の安らぎ、揺るぎのなさ、冷静さ、平静さを表します。
また、そのもうひとつ上の段階が、「アパティア」になります。
アパティアは、感情を完全に排除した状態を意味します。
ここまでを目指す必要はありません。それに、アタラクシアでもなかなか到達できない「理想の境地」と言われています。
僕たちは、自分の感情に疑問を持ち、感情と距離を置いて生活をすることが大事なのです。
今回紹介したThink clearlyには他にも様々な内容が載っています。最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法なので、よかったらぜひお読みください!
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また、後日紹介しようと思っておりますが、感情に支配されない具体的な方法が示されているのがこちらの書籍になります↓
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