膵臓について
前回、糖尿病について紹介しました。
今回は糖尿病にとても関わりのあるインスリンについて紹介します。
と、思ったのですが、そのインスリンを分泌する膵臓について先に紹介しようと思います。(書いていたら膵臓の話が長くなってしまったので...(笑))
目次
解剖
膵臓ってなんだっけ?どんな作用?って思われる方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、 君の膵臓を食べたい はみましたか?
僕まだ見ていないので見ようと思っているのですが、中々機会がなくて...
あと、本を読むか映画を見るか、アニメを見るかで迷っています...
住野よるさんの小説は2冊程読んでいて、「また、同じ夢を見ていた」はとても印象的で、記憶に残りやすいストーリーでした!
僕も同じような出来事があったら今の生活ではなく全く違う生活を送っていたのかもしれません。
完全に脱線してしまいましたね(笑)
知識を吸収するための読書だけででなく、小説などを「人格を形成するための」読書として行うことをオススメします。
このことは後ほどブログで紹介できればと思います。
今読んでいる本にそのようなことが書かれていて印象に残ったので!
話を戻します(笑)
がんなども発症することがあるため、耳にする方もいるかもしれませんが、食物の通り道ではないですし、ないがしろにしてしまう印象があります。
膵臓の機能と共に紹介していきますね。
まず、膵臓の位置や形ですが、
- 胃の後方
- 横長
の臓器で、頭の部分は十二指腸に繋がっています。
十二指腸というのは小腸の最初の部分です。
小腸も
- 十二指腸
- 空腸
- 回腸
というように順番に分けられています。
膵臓は構造上、外分泌部と内分泌部に分けられます。
それぞれ分泌物が出ます。
外分泌?内分泌?なんだ?ってなりますよね(笑)
すごーく簡単に違いを紹介しますね(間違ってたらすいません)(笑)
で覚えておけば大丈夫だと思います。
消化酵素は十二指腸という小腸に分泌されます。
小腸は消化管ですので、空気が含まれています。
一方、内分泌はインスリンなどが含まれます。
インスリンは血液中などに分泌されます。
血液は基本的に空気に接触することはありませんよね。
こんな形で覚えていただければ大丈夫だと思います(自信なくすいません...)
外分泌について
ちょっと簡単にまとめましたが、少し細かくすると、外分泌液は
膵管(ウィルスン管)→総胆管と合流→十二指腸の大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)
の経路をたどります。
紹介が遅くなりましたが、膵臓の外分泌液は膵液とも呼ばれます。
膵液は弱アルカリ性です。
膵液には以下の3つが存在します。
膵アミラーゼ
これはデンプンやグリコーゲンといった糖をデキストランや二糖類のマルトースに分解します。
タンパク質分解酵素
あれ?名前は?って思いますよね。
実はタンパク質分解酵素は幾つかあります。
- トリプシノーゲン
- キモトリプシノーゲン
- プロエラスターゼ
- プロカルボキシペプチダーゼ
があります。
名前、覚えるの大変ですよね...
これらは、不活性型の前駆体として分泌されます。
小腸内で活性化され
- トリプシン
- キモトリプシン
- エラスターゼ
- カルボキシペプチダーゼ
に変換されます。
え、また名前増えたよ...ってなりますよね。僕も思います(笑)
上記がタンパク質を分解します。
膵リパーゼ
に分解します。
ちなみに、膵アミラーゼと膵リパーゼに「膵」がついているのは、膵臓以外にも分泌されるからです!
分泌について
膵液の分泌は
- 頭相
- 胃相
- 腸相
に分けられます。
頭相
これは、食物による嗅覚、視覚刺激により神経反射性に迷走神経を介して膵液の分泌が促進されます。
つまり、食物を見たり、匂いをかぐことで、食べるための準備を身体が無意識に行っているんです!
胃相
食物が胃に輸送され胃壁を伸展することによる神経性反射や、アミノ酸などの化学刺激により分泌されるガストリンを介して、膵液の分泌が促進されます。
胃壁の伸展というのは、胃が食物でいっぱいになって膨らんでいる状態ですね!
早く食物を消化するために、膵液の分泌が促進されます。
腸相
十二指腸と上部小腸粘膜に酸性胃内容物が接触し、セクレチンとコレシストキニンが血中に放出されることにより膵液の分泌が生じます。
また新しいカタカナが出てきましたね。
この2つは消化管ホルモンです。
セクレチンは
十二指腸および上部空腸粘膜にタンパク質分解産物や酸が接触することで分泌されます。弱アルカリであるHCO3-の分泌を促進します。ガストリンという胃で分泌されるホルモンと相互作用があります。
コレシストキニンは
上部小腸管腔内の脂肪やアミノ酸刺激により分泌されます。こちらは、膵液の分泌亢進の他に、胆嚢の修復も亢進します。
人体では膵液分泌の大部分が腸相で起こります。
.........長くなってしまいましたね(笑)
今回は外分泌までの話で終了しようと思います。
次回、糖尿病に関わりの深い内分泌について紹介します!
参考文献
1)岩本義輝,尾崎繁,他;照井直人(編):はじめの一歩のイラスト生理学 改訂第2版.羊土社,2012,東京都.
2)渡辺正仁,柴田雅朗,他:PT・OT・STのための解剖学.廣川書店,2013,東京都.