予防のススメ

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水をしっかり飲んでいますか?水を飲むことの重要性

今週のお題「冬の体調管理」

 今回、初めてはてなブログの「今週のお題」に挑戦します!

 お題は「冬の体調管理」

 実は僕、今年度風邪をひいていません✨

 すごいでしょ(笑)

 しかも、去年の冬からヒートテックなし、上2枚しか着ないスタイルを貫き通してます!

 もちろん、上に着ているものはレインコートのようなかなり厚手のものなのでかなり暖かいんですけどね(笑)

 そんな薄着の僕ですが、基本的に風邪を引かずに毎日楽しく生活できています。(お腹が弱いので変なものを食べるとトイレにこもりっきりになることは時々ありますが...(笑))

 実際に気を付けていることとして

  • 水を飲むこと
  • 定期的に運動をすること

です!

 え?なんで水?って思いますか?

 実は水って人の身体にとっても大事なものなのです!

 いろんな人と接する職業柄、飲水量が足りていなそうな人と良く出会います。

 そこで、今回のお題と含めて、飲水の重要性について紹介しようと思います!

 

目次

 

ヒトと水の関係性

 人間のからだの約60%は水分でできています。

 これはよく知られていますよね!

 例として、体重60kgの成人男性は、約36kg分が水分となります。

 主に、脳、腸、腎臓、筋肉、肝臓などの臓器・組織中の水分含有量は80%と比較的多いです。

 

 1日の生活の中で、我々は水分を摂取し、排泄しています。

 排出量

  • 尿・便:1.6ℓ
  • 呼吸や汗:0.9ℓ

 1日に合計2.5ℓ分の水分が排泄されます。

  そして、摂取量に関しては、

  • 食事:1.0ℓ
  • 体内で作られる水:0.3ℓ
  • 飲み水:1.2ℓ

 これで合計2.5ℓとなります。

 つまり、食事をしっかり摂っていなければ、飲み水として1.2ℓは1日に摂取しなければいけないのです。

 

水の働き

 主な働きとして、

  • 物質の溶解
  • 物質の運搬
  • 体温調節

です。

 

物質の溶解

 食事中に含まれる栄養素は吸収しやすい形に分解され、代謝されます。

 

物質の運搬

 血液やリンパ液は体内の物質を細胞まで運びます。

 また、不要になった老廃物も尿から排泄されます。

 

体温調節

 水は比熱(1g当たりの物質の温度を1度上げるのに必要な熱量)の高い物質です。

 温まりにくく、冷めにくい。

 つまり、水は温度の変化が少ないので、体温を一定に保つことに役立っています。

 

水の健康効果

 水を飲むことでこんなメリットがあります。

痩せ体質をつくる

 常温の水を飲むと、体の中から温まり、代謝が上がります。

 また、筋肉にしっかりと血液が送り込まれます。

 これにより、筋肉量up→基礎代謝upし、痩せ体質に繋がります。

 

血液をさらさらにする

 血液がドロドロしている状態というのは、脂肪などが血液中に大量に存在し、スムーズに流れない状態です。

 ドロドロの血液というのは、体にかなり悪いです。

 血液は酸素を運搬しているので、酸素が細胞に届かなくなります。

 酸素は体に必要なエネルギーです。

 エネルギーが摂取できないと、免疫力の低下、脳や内臓の機能の低下などを引き起こします。

 水を飲むとトイレに行く回数が増えますよね。

 尿は老廃物ですので、体内の老廃物がなくなる分、血液がサラサラになります。

 

食べ過ぎない

 食事をしながら水分を取り入れることで、食べるペースがゆっくりになり、満腹感が得られます。

 レストランに行くとお水って出ますよね。

 また、セルフで水はいくらでも飲めると思います。

 僕はよく水をお替りして飲みまくっています(笑)

 

肌に潤いを保つ

 肌は表面から水分を補給しても中まで届きません。

 肌にそんな機能があったらお風呂に浸かったらすぐさま浮腫みまくりです(笑)

 そのため、肌の中まで水分を補うためには水を飲むことです。

 他にも、シミやしわ、くすみなども水を補うことで、細胞の中の老廃物や毒素が排出され、細胞に必要な栄養素が補われ、肌の新陳代謝が改善されます。

 

腸内環境を整える

 水分は小腸、大腸によって大部分が吸収されます。

 水分が不足すると腸の中に水分が少なくなって食物のカスなどが乾きやすく、腸の働きが低下します。

 体内の水分は消化液として毎日大量に使われますので、水分摂取は腸内環境にも影響します。

 またの機会に解説しますが、腸内環境は第二の脳ともいわれているほど、現在注目されています。

 

水不足になるとどうなるの?

 そもそも水が足りなくなるとどうなるのかをまとめます。

 水分を

  • 5%失う:脱水症状、熱中症などの症状
  • 10%失う:筋肉の痙攣、循環不全
  • 20%失う:死に至る

 といわれています。

 え?それだけで⁉って思いますよね。

 それだけ水分は大切なのです。

 

 また、疾患としては

などにかかりやすくなります。

熱中症

 熱中症はわかりやすいですよね!

 発汗によって血液中の水分が減少すると、生体内では細胞外液と内液の移動によって循環機能に支障を来さないような体液を維持するような調整が行われます。

 水分補給を行わないと、脱水による血液の濃縮のために循環不全を起こし、酸素や栄養素の運搬あるいは体温調節にも重篤な障害を起こして、熱中症をおこすことがあります。

 血液の濃縮のために循環不全を起こす というところが、脳梗塞心筋梗塞の説明にもつながると思います。

 その前に、先に熱中症について説明しますね(笑)

 実は熱中症というのは、高温環境下での障害の総称です。

 重症度により3種類に分かれます。

  • 熱疲労:血流増大の要求に心臓から送り出す血液量が追いつかなくなった状態。脱力感、倦怠感、めまい、悪心などの症状から始まり時には失神もみられる
  • 熱痙攣
  • 熱射病:異常な体温上昇により中枢神経障害を起こした状態。血液が固まらなくなったり、全身の臓器障害を合併したりすることが多く、死亡率も高くなる

 

 熱中症の重症度なんて知らなかったです!

 なんでも調べてみるものですね!

 この季節にはあまり関わりがないので次へ進みましょう!

 あ、夏は要注意ですよ!(笑)

 

脳梗塞

 水と脳梗塞ってどう関係しているの?脳出血にはならないの?という疑問もあると思います。

 脳梗塞とは、脳血管が閉塞又は狭窄し、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる疾患を言います。

 上記の、「血液の濃縮のために循環不全を起こす」というのが、脳梗塞の発症にも関わっていると考えられます。

 ちなみに、発症時間で最も多いのが夜間から早朝にかけてです。

 就寝中には水分をとらないために脱水傾向になることと関わっているとされています。

 また、年間を通して夏と冬に多く、夏は脱水、冬は身体を動かさなくなることが発症と関わっているとされています。

 

心筋梗塞

 虚血性心疾患のうちの一つで、冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死、または壊死に近い状態になる疾患を言います。

 動脈硬化病変を基盤として脱水状態になった場合には、閉塞性血栓が発生し、心筋梗塞に至る場合があります。

 

その他

 エコノミークラス症候群深部静脈血栓症)などがあります。

 冬は特に身体を動かさなくなるのでこういったことには注意しないといけませんね。

 

オススメはミネラルウォーター

 水分不足にならないよう、のどの渇きを感じる前に水分を摂ることが大切です。

 水分が不足しやすい

  • 就寝の前後
  • スポーツの前後・途中
  • 入浴の前後
  • 飲酒中あるいはその後

などに飲むようにしましょう!

 気持ち的には、コップの水をあと2杯飲むことを心掛けておきましょう!

 

 そして、水を飲むならミネラルウォーターがおすすめです!

 その理由として、ミネラルウォーターには

が含まれています。

カルシウム

 効果として

  • 骨を強くする
  • 高血圧予防
  • 精神面の安定
  • 虫歯になりにくくなる

があります。

 

マグネシウム

 同じく、効果は

  • 精神面を安定させる
  • 便秘の改善
  • カルシウムとバランスをとる
  • 筋肉の収縮を助ける
  • エネルギー代謝に関与
  • 不眠改善
  • 疲労感改善など

があります。

 

 基本的には食事で摂りますが、ミネラルウォーターなら2つとも効率よく摂取することができます。

 

注意すべきこと

 最後に注意点です。

 ミネラルウォーターをオススメしましたが、他の飲料水でも大丈夫です。

 しかし、カフェインが含まれているものは、利尿作用があるため水分摂取としては効率よくありません。

 また、糖や塩分などの濃度が高いと、吸収までの時間が長くなりますので注意が必要です。

 

 他にも、腎臓や心臓等の疾患の治療中の場合、飲水量を増やすと逆に悪化する危険性があります。

 この場合は医師の指示に従いましょう。

 

 

 いかがでしょうか。

 長くなってしまいましたが、水を飲むことはとても大切です。

 意識して水を飲むようになってからは風邪を引かずに生活できています。

 詳しく書いていませんが、腸内環境にも影響してくるので、水を飲むだけで風邪を引きにくくなる以上に、いい効果が現れるかもしれません!

 ぜひ、水を飲む習慣をつけましょう!

 

参考文献

!)厚生労働省 「健康のために水を飲もう」推進運動

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html

2)健康長寿ネット 水は1日どれくらい飲めば良いか

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html

3)ALLアプローチ協会 元リハビリセラピストがおススメするミネラル特集

https://allapproach1.com/all%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%81%E5%8D%94%E4%BC%9A/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E6%8B%93%E4%B9%9F/%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E2%80%90%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E2%80%90%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%AD%A6.html