社会保障改革について
前回は
- 社会保障費がとんでもなく増えてるよ
- このままいくと日本はやばいよ
ざっくりですがこういう話をしました(笑)
しかし、そのまま放置するわけがありません(当たり前ですよね)。
現在、2025年問題のその先、2040年問題というものもあります。
それも含めて、今政府がどのような対策を考えているのか、まとめようと思います。
目次
社会保障改革
まず、2025年までに行うこととして
- 社会保障の充実・安定化
- 持続可能性の確保のための制度改革
- 消費税率引き上げ
があります。
消費税率の引き上げは先送りにされていますけどね。
社会保障の充実
具体的な内容として
・子ども・子育て新制度の創設、保育の受け皿拡大、育児休業中の経済的支援の強化など、消費税収を子ども・子育てに充当
・医療・介護の充実、年金制度の改善
子ども・子育てに関しては、親(労働者)の負担軽減・少子化対策に向けてかと思われます。
医療介護に関しては、今後高齢者の増加に伴い必要となりますね。
社会保障の安定化
これは、
基礎年金国庫負担割合2分の1等
とされています。
ちょっと何を言っているのかよくわかりませんよね。(今頭の中にサンドウィッチマン富澤がいます)
公的年金制度というのは、
の2つあります。
中でも、基礎年金については、国民が負担すべき費用の一部を国が負担しているのです。
この負担を国庫負担といいます。
この国庫負担割合が1/2に達さないと
- 保険料のさらなる引き上げ
- 積立金の取り消し・枯渇
- 将来の年金給付の水準の引き下げ
につながるおそれがあります。
持続可能性の確保のための制度改革
社会保障をあんていさせるためには、それが持続しなければ意味がありません。
制度の改革が行われました。
課題
2025年以降も取り組まれるべきものとして
- 給付と負担の見直し等による社会保障の持続可能性の確保
です。
これは変わらずに続けられていくそうです。
それに加え、2040年に向けた政策課題として
- 現役世代の人口が急減する中での社会の活力維持向上
- 労働力の制約が強まる中での医療・介護サービスの確保
2025年を超えると高齢者数はじょじょに減少していきます。
今なお出生率は低下しておりますが、それはどういうことに繋がるかわかりますか?
日本の政治上、若年者が高齢者を支える構造になっています。
よくいわれる人口ピラミッドを思い出すとわかるかもしれません。
下段の若者が多く、上段になっていくほど高齢になり数が少なくなっていくあれです。
しかし、日本はもうピラミッド型ではなく、若者2人、もしくは1人で高齢者1人をささえなければならないような構造になってしまっています。
さらに、若い世代が少ないということは、労働者が少なくなるということです。
つまり、労働生産性も低下する可能性が生じます。
社会の活力維持向上
この課題に対する対策として、
高齢者をはじめとして多様な就労・社会参加を促進し、社会全体の活力を維持していく基盤として、2040年までに3年以上健康寿命を延伸することを目指す。
としています。
健康寿命というのは、ヒトが健康でいられる寿命のことで、平均寿命よりも低いものです。
上記の内容、
健康でいられる期間を延ばし、働き方を増やして働ける期間を延ばそう
という解釈にも取れますね。
実際に、定年も延長されてきておりますしね。
医療・介護のサービスの確保
これは
テクノロジーの活用等により、2040年時点において必要とされるサービスが適切に確保される水準の医療・介護サービスの生産性の向上を目指す。
とされています。
これは医療介護業界では非常に必要なことだと思いますね。
最近では遠隔医療なども始まろうとしていますからね。
ここは今のうちに気を付けておこう
さて、2040年に向けた課題が2つ出ましたが、ここで我々が気を付けなければならないことがあるように僕は感じました。
大きく分けると2つです。
それは
です。
健康について
社会の活力維持向上と聞くと
「高齢になってもいつまでも元気に楽しくいよう」とポジティブに聞こえます。
しかし、上記しましたが高齢になっても元気ということは、今の若い世代の人たちは今の高齢者以上に就労期間、つまり定年が延長されている可能性が大いに考えられます。
病気になると労働生産性は低下しますし、入院費や通院、服薬等健常時に比べて費用がかかります。
また、一度疾病にかかると、他の疾病に罹るリスクも当然上がります。
そのため、若いうちから健康に気を遣う必要性はかなり高くなってくるのではないかと思います。
その一つの情報源としてこのブログの記事を読んでいただけると幸いです(笑)
テクノロジーに乗り遅れるな
少し前にはスマートフォンが流行り、それによりアプリやSNSが急速に進歩しました。
専門的な場面だけでなく、我々の生活の中でもテクノロジーはとんでもない速さで進歩しています。
最近、TikTokを始めました。
あんまりやっている人はいないのではないかと思いましたが、いざ始めてみると多くの人が動画を投稿し、コンテンツを投稿していなくても動画を見ているだけという人も多くいました。
そこではその中でしか知ることのできないコンテンツもたくさんありました。
やってみないとわからないものだなと感じました。
それと同時にこんなことも思いました。
「あ、こういう新しいコンテンツもしっかりと見たり知ったりしていかないとテクノロジーの進歩に乗り遅れちゃうんじゃないかな?」
僕が生まれたころはゲームがありました。
子どもは操作方法等見なくてもゲームを覚えることができます。
しかし、大人や高齢になっていくとどうやればいいのかわからず、中々覚えられないという光景を見たことがあります。
アプリなどのちょっとしたものでも使わずにいると、自分たちが子どもの頃に見ていた親のように使い方がわからない立場になってしまうのではと感じました。
テクノロジーの進歩により医療介護サービスの生産性向上を図るのが課題です。
しかし、最近では健康関連のアプリなども出始めております。
医療・介護の場で働く人たちが使うのはもちろん、それを受ける人たちもその機器等を使いこなせてこそ、生産性の向上を図れると思います。
今のうちから、流行に乗ったり、その情報を得る努力はしておくべきかなと思っています。
いかがでしょうか。
自分にとっても難しい内容なので一部しかまとめていませんが、少しでも参考になれればと思います。
ではでは。
参考文献
1)今後の社会保障改革について―2040年を見据えて―