決断を速くするには直観力を身に付けろ!
みなさんは直観を信じたことはありますか?
誰もが一度は直観を信じて行動を起こしたことがあると思います。
直観は「一か八か」、「神頼み」のような考え方が広がっていますが、実は直観というのは鍛えることができるのです!
「え?何言ってるの?」って思いますか?
では、こんなデータを紹介しましょう!
イスラエルのある大学の研究では「人間の直観は90%近い確率で的中する」と言われています。
これを聞いてどう思いますか?
「直観をうまく利用すれば物事の判断が楽になるかも」、「決断が早くなるかも」って思いますよね!
そこで、今回はメンタリストDaiGoさん著「2秒で最高の決断ができる直観力」を初会しようと思います。
目次
そもそも直観とは?
そもそもの直観の定義は何なのかですよね。
本書では
論理的な思考や意識的な観察を介さず無意識に意思決定や判断が行われること
とされています。
この「無意識」という点に注目していただきたいです。
この無意識の中にはどのようなものが含まれているのか。
この中には「過去の経験の記憶」という根拠や裏付けがあります。
つまり、積み重ねた知識や経験、記憶のデータベースから引き出された答えのことです。
僕の仕事柄、病院で患者さんと関わる機会が多いので、理学療法士の仕事を例に話しましょう。
学生の頃や就職して間もない頃、目の前の患者さんの状態を見て「そろそろ杖で歩けそうだな」や、「あとどれくらいで退院できそうだな」という大まかな予想を立てることがとても難しかった印象があります。
まだ就職して1年とちょっとが経ったくらいですが、今では「これくらいのレベルのことはできそうだから来週中にはこれくらいのことができそうだな」と、短期の目標を立てることができるようになってきました。
これは、1年という短い期間ですが、学生や新人と比べ経験の記憶の有無がおおきいからかなと思いました。
様々な患者さんを見てきた経験から、おおよその目安を定めることができるようになったのだと考えています。
直観をあてにすることのメリット
では、直観をあてにすることでどのような効果があるのでしょうか。
大きく2つに分けて紹介します。
決断が速くなる
まず第一に決断が速くなります。
考えて行動するよりも、パッと思いついたことをするわけですから、直観を信じて行動したほうが行動までのスパンは早くなります。
このご時世、多くの情報が流れている中で意思決定が遅くなっているとすぐに置いてけぼりにされてしまうような状態になっています。
実際、考えるよりも行動を起こしたほうが得るものは大きいです。
後悔しない
これはちょっと意外に思うかもしれません。
むしろ、直観をあてにしたほうが後悔しそうで、じっくり考えたほうが後悔しなさそうですよね。
上記した通り、直観は90%近く当たると言われています。
しかし90%。100%ではないため外れることはあります。
しかし、外れたとしてもその行動は自分が決断した結果起こったことと前向きに捉えられれば、後悔はしないでしょう。
後悔するパターンとして、あれこれ考えた挙句失敗してしまった場合です。
「こうしておけばよかった」、「ああしておけばよかった」、「あれが悪かったんだ」という後悔のループに陥ります。
結果的に、直観を信じるということは、自分自身を信じるということになります。
本書でも直観を信じている人や活かせている人は「直観を覚えている」そうです。
自分で選択した行動を覚えて、フィードバックして次に活かしているのでしょう。
直観を信じ、直観を大事にする人ほど、直観を覚えています。そして当たった直観も外れた直観も、すべてを自分の直観力の糧にしているのです。
アメリカで人間の適応行動や認知学の研究をしているゲルト・ギーゲレンツァーという研究者がいます。
その人曰く
直観とは、経験と脳の深化によって獲得した能力だ
と言っています。
行動があってこそ、直観は活きてきます。
自分を信じていれば結果がどうであれ「仕方ない」と済ませて、失敗したとしてもそれを糧にして次に進むことができます。
自分の直観を信じることができれば「間違っていたとしても後悔しない判断」をすることができます。
これは僕も経験していることです。
色々なお誘いを受けることがあるのですが、直観的に自分が少しでも「いいな」と思ったことは引き受けるようにしています。
その結果、多くの体験をし自分のプラスになっています。
直観をあてにしてはいけない場合
上記に直観には「過去の経験の記憶」が含まれているという話をしました。
逆に言えば、経験していないことに対しては直観を使うことはできないのです。
また、科学的な実験や調査をすることで得られる答えがある場合は直観ではなく分析をしっかりとしましょう。
何でもかんでも直観に頼ることはNGです。
直観を鍛えるには
簡潔にまとめると
- 直観に従って行動するか、しないか
- 行動しなければ直観は"なかったこと"に
- 直観が鋭い人は「自分の直観に従って行動できる人」
- 直観が当たらない人は、直観を感じても「行動に移さない人」
- 直観はトライアル回数の多いもの勝ち
- トライ&エラーを繰り返すことができる人は、直観が当たる確率がアップ
これらのことからまずは行動を起こすことが大事ですね。
行動を起こすきっかけは色々あると思います。
SNSでの発信やYouTube、趣味として始めてみるなど様々です。
今から少しでもいいです。
何か行動を起こしてみましょう!
直観に影響する要素
こちらも簡潔にまとめます。
- 多くの知識、経験
- クリエイティブな視点:常識や当たり前をひっくり返す
- 脳の余裕、心の安定:リスクを取ればとるほど直観は鈍る
- 損得よりも楽しさ&面白さ:内的動機づけ(好き)を高める
- 仲間やライバルの存在:高め合える人がいると直観力↑
- 一芸に秀でる:専門外の知識や体験から得るものも多い
- 脳にメリハリを:CSRE
CSREに関しては後ほど記事でまとめようと思います!
今回は直観についてまとめました。
直観力を活かすためにはまず「行動」!
Doを多くこなしましょう!
僕も色々Tryしなければ...