時間がないのは使い方の問題?勘違いしている時間感覚について
自分、読書が趣味なんです。
急になんなんだって思うかもしれないですが、上の通りです(笑)
タバコ関連の記事ばかり更新してきましたが、少し息抜きに豆知識みたいな記事を書いてみようかなと(タバコ関連の文献探すのとかに疲れたというのもあるのですが...)
また、読書で得た知識をこういった形でアウトプットすることも、勉強のうちの一つなので、いい機会かなと!
さて、本題に入ります。
忙しそうにしている人が「時間がない」って言っている場面、よく見かけませんか?
実のところ、忙しそうにしている人って実は忙しくないんです。
忙しい人ほど、時間を有効に使っています。
では、忙しそうにしている人はどうして忙しそうなのか。
これには3つの時間の勘違いがあります。
今回は、メンタリストDaiGoさんの「週40時間の自由をつくる超時間術」から、時間にまつわる3つの勘違いについて紹介します。
目次
3つの勘違い
メンタリストDaiGoさんはみなさんご存知ですよね?
昔はテレビでメンタリズムのパフォーマンスを見ていました。
スプーン曲げもすごかったですよね!
また話がそれちゃった...
さて、時間にまつわる3つの勘違い。なんだかわかりますか?
「忙しい」、「大変だ」って言う人の特徴をパッと出してみましょう。
- 物理的な時間がない
- やるべきことが多い
この辺が出てくるのではないでしょうか。
また、
- 忙しい人は仕事ができる
なんて思われることもありますよね。
実は、箇条書きで挙げたこの3つこそ、「勘違い」の元なのです!
「嘘だ」、「ありえない」って思いますよね。
僕も最初思いました。これだから読書はやめられないんです。新しい発見がたくさんあるのでね!
一つ一つ解説していきます。
物理的な時間がない
まず、あるデータを紹介します。
「労働時間の推移」に関するデータが存在します。
それによると、労働時間は以下のようになります。
- 1970年代の日本人:平均2200時間/年
- 2016年の日本人 : 1713時間/年
見てください、減ってるんですよ!
ブラック企業や残業に関するニュースなどで、働く時間が増えているような印象を持っていましたが、これだけ数値として差がでているのは驚きです。
また、どのように時間を使っているのかという記録に関して、アメリカではこのような数字が出ているそうです。
- 「自分は週に60~64時間は働いているはずだ」と答えた
- 実際に計測した1週間の労働時間は平均44.2時間だった
20時間以上差があります。これにも驚きです。
さらに、これはどの国でも同じようなことが起こっているそうです。
こう見てみると、どこが忙しいのか、わからなくなってきますね。
ほとんどの人にとって、「忙しい」ということはないのです。
やるべきことが多すぎる
「やることめっちゃあるわ~」、「あれもこれもやってるよ」って忙しそうにしている人からの自慢話なのかなんなのかわからない忙しいアピールされたことありませんか?
先ほど説明した通り、本来であれば昔の人に比べて自由な時間は余っているはずなのです。
こちらも、最初に説明した通り、勘違いです。
アメリカの求人企業の調査によると、
およそ3分の2のビジネスマンが1日に平均1時間は仕事と無関係な作業をしていることがあきらかになりました。
これは日本でも当てはまると思います。
簡単なSNSチェックなんかもそうじゃないでしょうか。
また、心理的に「やることが多い」と思っているほうが安心感もありますよね。
ここで大事なのは、作業量よりも生産性です。
やるべきことが多いほど、実は生産性は下がってしまいます。
では、どうしてやるべきことが多くなってしまうのか。
それは、正しい選択ができていないからかもしれません。
目標を一つに絞っていれば、それに向かって努力するのみですが、軸を持たずに方向性もあやふやなまま努力をしていても、やるべきことも明確化せず、あれもこれも手を付けてしまうという形になり、結果やるべきことが増えてしまいます。
生産性を上げるためにも、行動を絞ることが大切です。
忙しい人は仕事ができる
これも意外な感じですけど、本を読んでいくと「たしかに」と納得してしまいます。
本書でも、「忙しさと有能さは比例しない」と、端的に述べています。
忙しい人ほど仕事ができない理由として、
- 細かい作業が多くて集中力が続かない
- 長時間の労働で脳の働きが下がる
- 働きすぎで体調が悪くなる
あれもこれもやっていると、一つのタスクが終わらないですよね。
1日にジャンルが違う作業をいくつも行うと、それぞれのタスクを達成する確率は25%も下がったという実験もあります。
また、あるテストで
- 週の労働時間が30時間を超えたところから、認知機能にマイナスの影響が出始める
- 週の労働時間が60時間より多いと、普段はまったく働いていない人と同じぐらい認知機能が下がる
という結果も出ているそうです。働けば働くほど脳の機能が低下するなんて、なんか嫌ですね。僕、今の仕事好きなんですけど...
さらに、忙しいと体を壊します。
何を当たり前のことをと思いますが、こんなデータがあります。
労働時間でもこのような数値として病気のかかりやすさが出ているんです!
当然、体調を崩したら思うように体も動かせないし、生産性は下がる一方です。
働きすぎはよくないですね。
なんで忙しい人って減らないの?
こういうデータが出ているにも関わらず、どうして忙しいアピールをしてくる人がいるのでしょうか?
それは、自己アピールのメリットが大きいからだと述べられています。
どういうことかというと、フェイスブックを使ったこんな研究結果があります。
趣味や日常の出来事の話題が多いアカウントよりも、仕事に関する書き込みが多いほうを「有能で地位も高そうだ」と判断したそうです。
また、仕事に関する書き込みが多い人を「作業が遅い人だ」と被験者に伝えても、意見を変えなかったそうです。
それだけ、忙しそうな人というのは、反射的に有能だと思ってしまうのでしょうね。
いかがでしょう。
時間に関して少しでも考え方が変わったのではないでしょうか。
大切なのは、短い時間で効率的に成果を出すこと。
これを徹底していけば「忙しい」と思わなくなるかもしれませんね。
内容を少しはしょって説明をしているので、説明不十分だと思う方もいるでしょう。
詳しく知りたい方、超時間術を知りたい方はぜひ本書を購入してください!